【コンセプト】
軽さと強度のバランスの優位性から段ボールは古くより木材に代わる資材として梱包用に使用されてきた。その構造を支える波形状の美しさと断面方向から見た際に現れる透け感に着目し、正確にカットした60枚の段ボールを積み上げた六角柱を制作。内部の一部をくり抜くことで透ける度合いを調整し、光にかざすと人のシルエットが薄らと浮かび上がる仕掛けを施した。光に向かって持ち上げる動作が故人への祈りのきっかけとなり、前向きな気持ちへと導くカタチを目指した。
【作品情報】
デザイン:鬼木 孝一郎
サイズ:W85×D72×H170(mm)
用紙:NTラシャ シルバー 四六判Y目100kg / 晒クラフト 100g/㎡
製作協力:株式会社超越化研、株式会社泰清紙器製作所、株式会社エースパッケージ
[Paper Altar]
質感や色を重視した紙「ファインペーパー」で知られる紙の専門商社・竹尾と共同開発を行なったプロジェクト。デザイナーに三澤遥氏と鬼木孝一郎氏を迎え、「紙」という素材や質感を生かした新しい祈りの形を表現しました。
【取り扱い上の注意】
紙で作られた繊細な作品です。衝撃や力が加わると破損や変形の原因となりますので十分にご注意の上、お取り扱いください。紙の性質上、高温多湿な場所への設置、急激な湿度の変化や水濡れにご注意ください。また、火気に近づけないでください。
【備考】
・実寸と表記サイズには、若干差異が生じる場合がございます。
・閲覧環境の違いにより、実際の商品と色味が異なって見える場合がございます。
・製作時期の違いにより、仕様や意匠が予告なく変わる場合がございます。